実験施設 ZOKZOK コアアーティスト

茂呂 剛伸Goshin Moro

縄文の大地に息づく「土」と「鼓動」を奏でる演奏家。 ジャンベや縄文太鼓を通じて、国内外で縄文文化を現代に蘇らせる表現活動を続ける。 出雲大社式年遷宮への奉納演奏やパリでの公演など、国境を越えて「祈りとリズム」を伝えてきた。 北海道文化奨励賞受賞。ZOKZOKでは、1F〈縄文文化交流会館〉を拠点に、人と文化が交わる“祝祭の場”をつくる。 (江別市出身/札幌市・東京都在住)

自ら制作した土器の太鼓「縄文太鼓」をジャポニズムとアフリカンを融合した独自の演奏スタイルで独奏する太鼓演奏家。

銀座での個展をはじめ、2013年には60年に一度行われる出雲大社「平成の大遷宮」 にて奉祝奉納演奏を行った。2017年フランス・パリ日本文化会館にて縄文太鼓展示会と演奏会を開催し、2018年フランス・パリ日本文化会館にてジャポニズム2018「縄文展」にて在フランス日本大使館の推薦を受け縄文太鼓演奏を行う。
2019年、在フランス日本大使館主催にて3年目のパリ公演開催。2022年 札幌文化団体協議会札幌文化奨励賞受賞。2023年北海道文化奨励賞受賞。
“縄文太鼓の演奏と制作”を通じ、北海道から世界に向けて北海道の縄文芸術や縄文文化の素晴らしさを発信する活動を行っている演奏家である。

略歴

1985 鼓章流どさんこ太鼓に入門し、世界各都市で演奏活動を行う。
1998 西アフリカ発祥のジャンベ太鼓を始める。
2000 西アフリカ、ガーナ共和国に移住し、修行の日々を送る。
2005・2007 「融05、融07」ハンブルグ・パリオペラ座公演 東京・新国立劇場公演
2009 詩人・札幌大学名誉教授 原子修氏との出会い、江別で出土した縄文土器の複製(江別土器の会作)と蝦夷シカ革を使い「縄文太鼓」を製作し、演奏活動を始める。
2009~ YOSAKOIソーラン祭りでは新琴似天舞龍神とコラボレーションを行う。
2010~ 苫小牧信用金庫主催にて「苫小牧アッペナイの森の音楽会」を行う。
2010~2011 青森県の依頼により「青森三内丸山遺跡」にて「縄文太鼓」の演奏を行う。
2011 サッポロ未来展(北海道立近代美術館) 自作の土器製「縄文太鼓」出品展示し演奏する。
2011 横浜国際芸術祭(横浜トリエンナーレ)特別連携企画「banky art?」にて演奏。
2012 ベルリン在住のピアニスト福田ハジメとのユニットDJEMP(ジャンピ)を結成し、 CDメジャーデビューを果たし、レコ発を札幌コンサートホールkitaraにて行う。
2013~14 2年連続で東京都美術館(上野)「Ezotic ART 蝦夷的藝術」にて演奏。
2013 60年に一度の出雲大社「平成の大遷宮」にて奉祝奉納演奏を行う。
2013 ソロCD「JOMON DJEMBE甲牛」リリース。
2014 ギャラリーCAI02にて「アベーテロッソ解読展」8日間連続公演を行う。
2014 札幌国際芸術祭連携企画にて札幌時計台ホール7日間連続公演のプロデュ―ス及び 演奏を行い、7日間で延べ700名の動員を達成する。
2015 札幌コンサートホールkitaraにてDJEMP(ジャンピ)ニューイヤーコンサートを 昼夜2公演行う。
2016 3月26日 北海道新幹線開業祝賀会にて、縄文太鼓を奉祝演奏する。
2016 7月15日 南フランス アヴィニョン演劇祭教皇庁前庭にて演奏。
2016 8月5日~6日二日間、札幌市「芸術の森開園30周年記念事業」にて現代的な盆踊り「BONダンス」の総合演出を行い大勢の海外からの参加者にも好評を得る。
2016 10月開催の日本ASEANアジア経営者会議にて縄文太鼓とアイヌ伝統音楽との歓迎ステージの総合演出を行い、アジア各国からの参加者に好評を得る。
2016 11月1日~5日 北海道立近代美術館メイン展示室にて日本画岩橋英遠作「道産子追憶の巻」オマージュ公開作曲演奏会を行い、最終日には約40分の大曲を描くことに成功する。
2016 11月16日~26日 写真家 露口啓二と茂呂剛伸二人展をCAI02にて行い、ユネスコ世界遺産候補の北海道の縄文遺跡群にて採取した土で縄文太鼓を制作展示し、会期中は10日間毎日演奏会を行う。
2015~17 札幌市時計台ホールにて大晦日ジルべスターコンサートの総合演出を行い、大晦日だけで来館者3,000名を記録し、中国、台湾、韓国、香港、タイ、など外国人観光客600名以上がコンサートにも参加し大成功を収める。
2017 フランス・パリ日本文化会館にて縄文太鼓展示会と演奏会を開催する。
2018 フランス・パリ日本文化会館にてジャポニズム2018「縄文展」にて在フランス日本大使館の推薦を受け縄文太鼓演奏を行う。
2019 SAPPORO CITY JAZZにてグラミー賞アーティスト デビット・マシューズと共演。JOMON+ART village in Nisekoにて「盲目のサロルンカムイ」再演。 在フランス日本大使館主催にて3年目のパリ公演開催。

受賞

2010 「北海道陶芸展」新人賞
2022 札幌文化団体協議会札幌文化奨励賞受賞
2023 北海道文化奨励賞受賞

個展

2011 札幌・北海道立近代美術館 サッポロ未来展「縄文太鼓」
2012 銀座・galleryQ「縄文DJEMBE」
2012 札幌・茶廊法邑「縄文太鼓」
2014 苫小牧市美術博物館「縄文太鼓」
2015 上野・東京都美術館「縄文太鼓」
2016 札幌・CAI02「露口啓二 茂呂剛伸二人展」
2017 パリ・日本文化会館「縄文太鼓個展」

WEBSITE

ZOKZOK

1F

Goshin Moro / Jomon Art and Culture Foundation
茂呂 剛伸 / 一般財団法人 縄文芸術文化財団

縄文文化交流会館 / 縄文サロン
Jomon Salon

Salon

北海道の続縄文・擦文時代に象徴される「一万年にわたる大きな争いのなかった文化」や、広域にわたる交易ネットワーク。その精神を現代に引き継ぎ、音楽(縄文太鼓)を中心に表現してきた茂呂剛伸と、縄文芸術文化財団が運営するサロンです。

ここは、人が集い、語り、響きを共有するための交流拠点。不定期で多様なクリエイターとのコラボレーションや交流イベントを企画・実施し、過去から未来へとつながる「縄文のスピリット」を開いていきます。

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    ZOKZOK JOURNAL | Goshin Moro

    都市のなかで、実験は日常になる。

    実験施設 ZOKZOK には、まだ別の視点がある。
    ほかのコアアーティストの実験も、
    いま動いています。

    2F|
    Motoka Watanabe

    Expanding Dimension / Morphing Dimension

    都市や社会と対話するパブリックアーティスト。 渋谷MIYASHITA PARKの大型彫刻《YOUwe.》や銀座の恒久作品《猿結参道》など、 都市空間に人の記憶や感情を重ねる作品を国内外で制作。 中国・中山市での高さ5.7mの彫刻《Find Our Happiness》も話題に。 ZOKZOKの総合ディレクターとして、2F〈クリエイティブラボ〉を拠点に都市と創造をつなぐ実験を続ける。 (伊達市出身/東京都在住)

    3F|
    Miku Ishioka

    Genom Sapporo / Atelier algorithm

    ファッションを通じて「身体と未来をまとう」デザイナー。 レディー・ガガやリアーナ、倖田來未ら国内外の著名アーティストの衣装を手がけ、 パリコレクションなど世界の舞台でも活躍の場を広げている。 札幌にアトリエ〈GENOM/algorithm〉を構え、若手育成にも力を注ぐ。 ZOKZOKでは3F〈ファッションスタジオ〉を主宰し、衣服と表現をつなぐ新たな実験を展開する。 (東京都出身/札幌市在住)

    4F|
    Shintaro Hirahara

    CONTEⅢ / Physical atelier

    ダンサー・振付家として、舞台芸術と身体表現の新境地を切り拓く。 東京オリンピック開閉会式の振付をはじめ、国内外で数々の公演や受賞歴を重ねる。 主宰するダンスカンパニーOrganWorksでは、世代やジャンルを超えた創作を展開。 ZOKZOKでは4F〈フィジカルアトリエ CONTEⅢ〉を率い、身体を軸とした詩的な創造の場を生み出している。 (小樽市出身/神奈川県在住)