実験施設 ZOKZOK コアアーティスト

渡辺 元佳Motoka Watanabe

都市や社会と対話するパブリックアーティスト。 渋谷MIYASHITA PARKの大型彫刻《YOUwe.》や銀座の恒久作品《猿結参道》など、 都市空間に人の記憶や感情を重ねる作品を国内外で制作。 中国・中山市での高さ5.7mの彫刻《Find Our Happiness》も話題に。 ZOKZOKの総合ディレクターとして、2F〈クリエイティブラボ〉を拠点に都市と創造をつなぐ実験を続ける。 (伊達市出身/東京都在住)

WA!moto.

アートと社会のあいだに、新しい関係をクリエイションする

WA!moto.は、Motoka Watanabe のクリエイション・ネーム(a.k.a.)です。

ヒューマニティスケールをキーワードに、人々と空間、環境、文化、そして世代をつなぎ、目に見えない“パブリック”をかたちにすることを目的としています。

作品は都市や建築のスケールの中で、人の感情やふるまいを可視化する試みであり、街の記憶を紡ぎなおすストーリーとランドマークのデザインです。

アートを通じて、人が立ちどまり、ふれあい、語り合う“余白”をつくること。
それがWA!moto.の仕事です。


WA!moto. “Motoka Watanabe”
わっもと もとか わたなべ 

1981年北海道伊達市生まれ、武蔵野美術大学造形学部 彫刻学科 卒業、都市空間と人間の関係性に興味を持ち、人々が精神的に都市空間とつながる手助けとなるよう、公共空間での彫刻作品を制作・設置する取り組みをおこなっている。
主な作品に銀座4丁目 宝童稲荷神社参道“猿結参道”(2016年、銀座)、MIYASHITA PARK SHIBUYAのボルダリングウォールのシンボルアート”YOUwe.”(2020年、渋谷)、高さ5.7mの大型彫刻 ”Find Our Happiness”(2021年、中国中山市)、”IYMMTRSTN.” 2023(愛知県 犬山市 名鉄犬山遊園駅)、”HEY.” 2024(東京都 天王洲 EZO HUB TOKYO)がある。

2011年の東日本大震災をきっかけに、アートのないところの子どもたちにアートを届ける一時画伯のメンバーとして被災地や東北各地の子どもたちへのワークショップや、アートフェア東京でのワークショップ、日比谷公園、商業施設でのSDG’Sワークショップなど多数を実施。2023年にはウクライナリビウ大学の協力によるリビウの子どもたちへ、ウクライナ大使館の協力による渋谷での子どもたちへのチャリティワークショップも実施している。


INTRODUCTION|
ストーリーとランドマークのあいだに
都市に物語をひらく入り口

WA!moto.のアートワークは、都市の中で人と場所のあいだに生まれるストーリーをかたちにします。

それは機能でも記念碑でもなく、通りかかった人が思わず立ちどまる、やわらかなランドマークとして存在します。

動物や抽象的なかたちなど、文化や言語を越えて共有できるモチーフを手がかりに、
効率性や合理性の尺度ではなく、喜びや共感、触れたときの温度といった感情のスケールで空間を設計します。

それが WA!moto.のいうヒューマニティスケールです。

見る人が想像を重ね、触れ、名づけ、写真を撮るーーそんな日常のふるまいが作品を動かし、場所の記憶として静かに積み重なっていきます。

アートは語りかけるのではなく、人の声や気配に応答し、場の呼吸を引き出す存在でありたい。

ブロンズやステンレス、照明、音響、デジタルファブリケーションなど、時代を超えて継承できる素材と技術を組み合わせ、“かわいい”や表層的な感性を超え、身体に響く存在感と構造を追求しています。

ストーリーが人を結び、ランドマークが記憶になる。
その静かな循環を、都市の中に生み出していくこと。

それが WA!moto.のパブリックアートの根幹です。


PHILOSOPHY|
ヒューマニティスケールという考え方
効率ではなく、感情のスケールで都市を読む


NARRATIVE DESIGN|
ストーリーの設計
モチーフを介したコミュニケーション


WEBSITE

ZOKZOK

2F

Motoka Watanabe / WA! Co.,Ltd.
渡辺 元佳 / WA! Co.,Ltd. / コヤノナカ

ふくらむ現代 / とろける現代
Expanding Dimension / Morphing Dimension

Viewing Room / Creative Lab

渡辺元佳が手がける《ふくらむ現代》と《とろける現代》。

空間そのものがふくらみ、溶けていくように変化し、訪れる人を包み込みます。

作品を「見る」だけでなく、身体で感じ取り、他者と共有することで、新しい視点や感覚が交わり、共創のきっかけが生まれる場です。

Viewing Room 《ふくらむ現代》

入れ替え可能なインフレータブル作品の壁面によって構成される空間。光と空気に満たされたこの部屋は、プライベートビューイングや撮影、ライブ配信といった多様な利用が可能です。

作品そのものを体験するだけでなく、空間自体を舞台として使うことができます。

Creative Lab 《とろける現代》

東京・蒲田の拠点 HUNCH(WA!moto.STUDIO) とオンラインでシームレスに接続するクリエイションラボ。

アートの視点で多様なアイディアが行き交うディスカッションが展開され、オンライン・オフライン問わず新たな共創が育まれます。

ラボ内には、インテリアデザイン・建築のアトリエ 「コヤノナカ」 が併設されており、住宅から商業空間まで幅広いクリエイションを実現します。

展示、議論、設計が一体となった“とろける”ラボは、プロジェクトを加速させる交差点です。

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    ZOKZOK JOURNAL | Motoka Watanabe

    都市のなかで、実験は日常になる。

    実験施設 ZOKZOK には、まだ別の視点がある。
    ほかのコアアーティストの実験も、
    いま動いています。

    1F|
    Goshin Moro

    Jomon Salon

    縄文の大地に息づく「土」と「鼓動」を奏でる演奏家。 ジャンベや縄文太鼓を通じて、国内外で縄文文化を現代に蘇らせる表現活動を続ける。 出雲大社式年遷宮への奉納演奏やパリでの公演など、国境を越えて「祈りとリズム」を伝えてきた。 北海道文化奨励賞受賞。ZOKZOKでは、1F〈縄文文化交流会館〉を拠点に、人と文化が交わる“祝祭の場”をつくる。 (江別市出身/札幌市・東京都在住)

    3F|
    Miku Ishioka

    Genom Sapporo / Atelier algorithm

    ファッションを通じて「身体と未来をまとう」デザイナー。 レディー・ガガやリアーナ、倖田來未ら国内外の著名アーティストの衣装を手がけ、 パリコレクションなど世界の舞台でも活躍の場を広げている。 札幌にアトリエ〈GENOM/algorithm〉を構え、若手育成にも力を注ぐ。 ZOKZOKでは3F〈ファッションスタジオ〉を主宰し、衣服と表現をつなぐ新たな実験を展開する。 (東京都出身/札幌市在住)

    4F|
    Shintaro Hirahara

    CONTEⅢ / Physical atelier

    ダンサー・振付家として、舞台芸術と身体表現の新境地を切り拓く。 東京オリンピック開閉会式の振付をはじめ、国内外で数々の公演や受賞歴を重ねる。 主宰するダンスカンパニーOrganWorksでは、世代やジャンルを超えた創作を展開。 ZOKZOKでは4F〈フィジカルアトリエ CONTEⅢ〉を率い、身体を軸とした詩的な創造の場を生み出している。 (小樽市出身/神奈川県在住)