『実験施設ZOKZOK』(北海道札幌市中央区大通東7)は、2025年8月のオープンに先駆け、施設の顔となるロゴデザインが完成したことをお知らせします。ロゴを手がけたのは、北海道札幌市出身のグラフィックデザイナー、岩松亮太氏です。


岩松氏はZOKZOKと同じ札幌市中央区大通東7丁目にある『札幌武蔵野美術学院』出身。 同校在籍中から、ZOKZOKの総合ディレクター・WA!moto.と親交があり、東京・蒲田のアトリエビル『HUNCH』でも同じフロアでさまざまなコラボレーションをおこなってきました。
現在は北海道・十勝に拠点を移した岩松氏に、ロゴ制作についてお話を伺いました。
岩松亮太
Ryota Iwamatsu
1985年札幌に生まれる。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業し、秋田寛氏主宰のアキタ・デザイン・カンに入社。2013年独立。建築家の作品集やサインデザインなど、建築にまつわる仕事などに取り組む。2018年アトリエビルHUNCHに入居後、展覧会のポスターなどアートに関するデザインも増え、視野が広がる。2024年、北海道と東京との二拠点的に活動を開始。 「金沢21世紀美術館友の会 ロゴマークデザインコンペティション」最優秀賞。「日本タイポグラフィ年鑑」入選。「Graphic Design in Japan」入選。「日本サインデザイン賞」入選。「東京タイポディレクターズクラブ賞 」入選。「ASIA DESGIN PRIZE」入賞。「Taipei International Design Award」金賞、ico-D特別賞、審査員推薦賞。「造本装幀コンクール」審査員奨励賞。

Portfolio
多彩なデザインワーク
これまでに数々のロゴマーク、サイン、書籍の装丁などを手がけています。ここではその一部をご紹介します。



その他の実績は、以下のウェブサイトをご覧ください。
Comment
手でこねて作った、実験的な制作プロセス
ZOKZOKのロゴを依頼された際に、コンセプチュアルなロゴを作るよりも、見た人の気持ちが動くような、感覚的なロゴがこの施設にふさわしいだろうなと思いました。
そこで、僕自身がなるべく感覚的にロゴデザインに対してアプローチしていこうと思い、紙を切ったり並べたりして、身体的なアプローチで制作を進めました。
振り返ると、実験施設のロゴを作るための実験だったともいえます。 大枠の方向性を掴むために手を動かすと制作が早く進んだり、ちぎった紙の形からいろいろな発見をしたりと、実験的なアプローチを自分なりに実践できました。
「このロゴは何でもなくて、何でもいいんです」という風に言えると、人それぞれの解釈が生まれます。ZOKZOKという施設にはそんなロゴがぴったりなんじゃないかなと思います。
内側から湧き出るクリエイションが、ZOKZOKの枠を広げていく
ZOKZOKを訪問したとき、蒲田にある『HUNCH』のような場所になっていくんだろうなと感じました。 HUNCHはさまざまなアーティストが入居するアトリエビルですが、ちょっとしたコミュニケーションができる場があって、その場所でお茶をしたり、個展を開いたりと、クリエイションが外に滲み出ていくような仕掛けがありました。 ZOKZOKでも、HUNCHのようにアーティスト同士の交流や、アーティストと地域住民とのコミュニケーションのなかで、さまざまな新しいクリエイションが生まれていくと思います。
誰もが納得できるようなコンセプトを設けて「こういう施設です」と枠を決めるのではなく、ひとつのロゴや、各アーティストの活動がZOKZOKのなかで相互に影響しあい、自然とZOKZOKがかたちづくられていくと良いなと思います。今回制作したロゴが、そのひとつのきっかけになると嬉しいです。
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実験施設 ZOKZOK コンダクター:
吉田 貫太郎
ZOKZOK OPEN DISCUSSION 2, 3
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まちの余白にアートが染み出していく感覚、最近すごく大事だと思ってる。(この投稿はコメントサンプルです。)
境界を曖昧にすることで、まちと作品の関係性が変わってくるよね。(この投稿は返信サンプルです。)
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